歌詞のSRTファイルの作り方【リリックビデオ用・手順解説】

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リリックビデオづくりは「どの歌詞を、いつ表示するか」を決めるところから始まります。そのタイミング情報を保存する形式として最も広く使われているのがSRTファイルです。この記事では、SRTの書き方と、自分の曲のSRTを作る3つの方法を紹介します。

SRTファイルの中身

SRT(SubRip Text)はテキスト形式の字幕ファイルです。番号付きのブロックが並び、それぞれに表示時間と文字が書かれています。

1
00:00:12,400 --> 00:00:15,900
夏空の下 走り出した

2
00:00:16,050 --> 00:00:19,800
光を追いかけて どこまでも

1つのブロックは次の4つでできています。

  1. 通し番号(1から始まる)
  2. 開始時間と終了時間 — 時:分:秒,ミリ秒 の形で、--> でつなぎます。ミリ秒の前はカンマです(ピリオドではありません)。
  3. 表示する文字(1行でも複数行でも可)
  4. 空行(ブロックの区切り)

保存するときの文字コードは必ず UTF-8 にしてください。Shift_JISのままだと、ツールによっては日本語が文字化けします。

まず「区切り方」を決める

タイミングを付ける前に、画面に一度に出す単位(フレーズ)を決めます。リリックビデオでは、歌詞カードの1行をそのまま1フレーズにするとは限りません。

方法1:テキストエディタで手打ちする

短い曲なら意外と早く、いちばん正確に仕上がる方法です。

  1. 歌詞を1行1フレーズにしてテキストエディタに貼り付けます。
  2. 小数点以下まで時間が表示されるプレイヤー(音声編集ソフトなど)で曲を再生し、各フレーズの歌い出しの時間をメモします。
  3. 次のフレーズの開始時間を、今のフレーズの終了時間にします。間奏がある場合は少し早めに終わらせます。
  4. 番号を振り、上のSRTの形に整えます。

コツ:人がボタンを押すタイミングはどうしても遅れます。歌より文字が遅れて見える場合は、全体の開始時間を0.1〜0.2秒ほど早めましょう。声よりわずかに先に文字が出ると「ぴったり」に感じられます。

方法2:字幕編集ソフトを使う

Subtitle EditやAegisubなどの無料の字幕編集ソフトは音声の波形を表示できるので、歌い出しの位置が目で見てわかります。一般的な手順は次のとおりです。

  1. 音源ファイルを開き、歌詞をテキスト(1行1フレーズ)として読み込みます。
  2. 曲を再生しながら、各フレーズが歌われるたびに「開始」「終了」のキーを押します。
  3. 波形を拡大し、言葉の立ち上がりに開始位置を合わせます。
  4. SubRip(.srt)形式、UTF-8で書き出します。

方法3:自動で作る

Whisperなどの音声認識モデルは、歌声を文字に起こしてタイムスタンプを付けられます。LyricsFlow MVMakerでは、GroqやOpenAIのAPIのほか、キー不要でブラウザ内だけで処理する方法も選べます。たたき台としては十分な精度ですが、歌声は話し声より認識が難しいため、言葉やタイミングの修正は必要です。詳しくは Whisperで歌詞字幕を自動生成する方法 をご覧ください。

よくあるミスと対処法

症状原因対処
ファイルが読み込めないブロック間の空行がない、時間のカンマがピリオドになっているすべてのブロックが正しい形か確認する
文字化けするShift_JISなどで保存されているUTF-8で保存し直す
全体が数秒ずれる別バージョンの音源で作ったSRT(イントロの長さが違う)実際に使う音源でタイミングを取り直す
一瞬で消える行がある表示時間が0.7秒未満次のフレーズとまとめるか、終了時間を延ばす

LyricsFlow MVMakerで使う

🎵 楽曲読込 で音源を、📄 字幕/LRC読込 でSRTを読み込むと、各ブロックがタイムライン上のフレーズになります。細かい調整はフレーズ調整パネルで行えます。カラオケアプリなどのLRCファイルがある場合はそのままでも使えます。違いは SRTとLRCの違い で解説しています。

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